地域医療福祉連携について
当院では、
- 地域の医療機関・介護福祉施設からの紹介(逆紹介)に関する業務
- 医療相談及び医療援助に関する業務
を行うため、地域医療福祉連携室を設置しております。
地域医療福祉連携室は、医療・介護・福祉連携を図るための「自院と他院・他施設をつなぐ窓口」です。
患者さんにより良い医療を提供しスムーズに退院・転院することができるよう、医療機関・介護施設をはじめ、行政や福祉に関わる多くの施設をつなぐ役割を担っています。
1 患者紹介
他の医療機関から患者紹介受付に関する業務や、地域の医療機関・介護施設等との調整などの業務を行います。
紹介患者受入れフロー
紹介患者受け入れ手順
転院を希望されるご家族の方への案内
2 退院支援
患者さんの入院から退院、その後の療養に関して、患者さんやご家族の同意を得ながら安心して退院することができるよう、また、退院先の環境やその後の療養にあわせて具体的な療養指導や社会資源(他の医療機関、施設)の情報を提供し、退院への不安を軽減するよう支援していきます。
患者さんやご家族とのお話し合いを行い、主治医や病棟スタッフなどの多職種、院外の関係機関と連携し、退院・転院に向けての支援を行います。
入院中の患者さんやそのご家族で、退院に向けての相談を希望される場合は、病棟看護師へお声をかけてください。
退院患者の転帰状況(H30年) | |
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自宅 | 272件 38% |
転院 | 28件 4% |
施設 | 235件 32% |
死亡 | 183件 26% |
合 計 | 718件 100% |
3 医療相談
病気になると、それに伴い様々な心配ごとが起きてきます。「医療なんでも相談コーナー」では、スタッフが、患者さんやご家族の生活上・療養上の心配事、不安などのご相談に応じ、解決のお手伝いをします。
4 地域医療福祉連携室の活動について
- 毎月開催される軽米町保健医療関係者との会議
地域医療福祉連携室では、多職種と協力しながら患者さんとそのご家族を支援しております。
- 退院支援看護師2名(専任)
- 退院支援カンファレンス(毎週月曜日)
- 包括ケア病床判定会議(第2、4金曜日)
- 療養病棟判定会議(第2、4水曜日)
- 合同カンファレンス(毎週水曜日)
- 軽米町保健医療福祉連絡会(年6回)
- 軽米町地域包括ケア個別会議(年6回)
- 九戸村軽米病院在宅医療介護連絡会議(年6回)
また、患者さんの紹介や逆紹介をしている医療機関・施設等との連携を図るため、当院の取組みの情報提供や訪問活動を実施しています。
軽米病院のリーフレット
軽米病院の特色
地域医療福祉連携室だより
疾病別紹介患者数
5 カシオペア地域医療福祉連携研究会(ひめほたるネット)の活動について
平成22年4月の発足以来、カシオペア地域医療福祉連携研究会は、二戸圏域の医療、福祉の連携を推進する活動を行っています。
会員に対する研修会の他、一般市民を対象としたフォーラムの開催や、会員を講師として派遣する出前講座も行っています。
意思決定や当地域における終末期について学ぶ機会を持ち、当地域オリジナルの事前指示書『HOTARU』を作成・配布しています。